こんにちは、サンコーホームです。今回は営業スタッフたちが「間取りはどうやって考える?」をテーマに話してみました!
参加者:営業スタッフ若杉、林、青木
――間取りは、どこから考えたらいいと思いますか?
若杉:まずは部屋数ですね、何LDKにしたいか。最初はリビングの形や内装に目が行きがちなんですが、実際にリビングについて決まるのは後の方だったりします。
――えっ!リビングは一番重要じゃないですか?
林:重要ですよね。だから日当たりや土地の道路付きなんかで、大体の位置は早い段階で決まるんですよ。ただ、それ以外の部屋を先に考えないと正確には決まらないんです。
青木:キッチンの向きだったり、階段の位置だったり、優先的に考えたいことがたくさんありますね。
林:1階に、LDKとは別に和室とか小さな洋間が欲しいって方も多いですよね。そのお部屋をLDKと隣接させるのか、独立させるのかの違いで、全体の間取りに影響します。
独立させるために廊下を作って、廊下を作るために他の部屋の配置を変えて、配置を変えることで間取りが凸凹になってしまうので、パズルのように組み替えて綺麗にして……という風に、歯車みたいにいろんな部分が動いていくんです。
若杉:水回りも優先的に決めていきたい場所のひとつです。家事動線を整えるために、キッチンや洗面脱衣所、ランドリールームに回遊性を持たせたいという人も多いですよね。
洗面脱衣所はお風呂と、キッチンはリビングと繋がっているので、実質1階のほとんどの空間が繋がるように考えていく必要があります。リビングはいちばん広くて、形もわりと自由に決められる場所なので、まずは水回りの配置から考えよう、となるわけです。
青木:かなりざっくり言うと、他の場所を全部決めて、残った部分がリビングになるみたいなイメージですね。予算がいくらでもある場合は好きなだけ広く作れると思いますけど、ほとんどの方はそうではないと思うので。
――実際の打ち合わせでは、どの場所から要望を聞くんですか?
林:いきなり特定の場所を「どうしますか?」って聞いても想像がつかないんで、まずは「どういう生活をしたいのか」を徹底的に聞きますね。戸建て住宅に住みたいってことは、現状のお宅に何かしら不便があるんだと思いますから。
若杉:今の暮らしでどんなことに困っているかとか。それにお仕事だったり趣味だったり、お子さんの年齢、老後の夢とか、とにかく色々聞きますね。
林:何がヒントになるか分からないんですよね。雑談の内容からもその人の好みとか考えが分かるんで、要望に対してひとつプラスした提案ができたりもしますし。
青木:最近はネットとか住宅雑誌で勉強して、ある程度構想を固めてから来るお客さんも多いです。それも全部聞いて、一緒にブラッシュアップしていくっていう流れも増えてきました。
――二階建てと平屋建てでは、間取りの考え方に違いはありますか?
林:平屋の場合は、部屋を上手く配置しないと日当たりを確保できなくなるので注意しますね。凹凸のある間取りにしたり、採光窓を多めに設置したりすることもあれば、逆に真四角で十分に日当たりがいいこともあります。
土地の広さや形とか、家自体の大きさとか、色々な条件があるので一軒一軒それに合わせて考えていきますね。
あとはリビングと各居室との距離感も、平屋の場合は特に重要になってくると思います。例えばリビングと寝室を、廊下を挟んで離したいという人もいれば、引き戸で繋がっているようにしたいという人もいますよね。
青木:二階建てに比べると、天井高を高くしても上の階の間取りに影響がないんで、リビングの自由度は広がるかもしれません。
――二階建てと平屋建ての違いについては、次回もお話ししたいと思います!今回のトークルームはここまで。ご清覧いただきありがとうございました!