伝統的な畳敷きのお部屋は、現代の住宅でも根強い支持を集めています。特に子育て世代からの人気が高く、サンコーホームのお施主様たちの中でも多くの方が和室を採用しています。
ですが反対に「和室に必要性を感じない」という方ももちろんいらっしゃいます。
今回は、和室推奨派・和室不要派、両方の意見を聞いてみたいと思います。
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★和室推奨派の意見
和室の良いところは、座ったり寝転んだりした時の畳の気持ち良さ。天然素材のい草は調湿機能もあって暖かいし柔らかい。お客さんが泊まる時も、布団をサッと敷くだけで快適に寝てもらえるところがメリットだと思う。
実際に自宅では、家族で和室に寝ている。小さい子どもがいるが、布団なら寝相で落下する心配もない。
★和室不要派の意見
別に畳じゃなくてもいいかなと思う。無垢材を使ったフローリングも調湿機能があって暖かみがあるし、和室として区切らずにその分リビングを広く使えた方が嬉しい。畳は裏返したり張り替えたりと、お手入れもちょっと面倒そう。
知人で、家族にい草アレルギーの人がいるから和室を作らなかったという人もいる。アレルギーの問題は家族だけでなく、子どものお友達にも当てはまると思う。
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い草の香りにリラックス効果があることは科学的に証明されていますが、アレルギーを持っている方に配慮するというのは盲点だったかもしれませんね。近年は樹脂や和紙で作られた畳もあるので、そちらを採用してみても良いかもしれません。
メンテナンス面は「裏返して綺麗になる」「必要なところだけ張り替えられる」とプラスに転換することもできますし、10年ほどで一気に張り替えとなると大きな出費になる……ともマイナスにも、どちらにも考えられます。
和室推奨派、不要派、どちらの意見も納得できるように、「和室を設けるべきかどうか?」という疑問に絶対的な答えはありません。ご家族の暮らし方や好みを十分に考えた上で、「設けたいかどうか」を追求していくのです。
「自分たちの暮らしに和室は必要だろうか?」と悩んだときには、一旦和室のことは忘れて「どんな暮らしをしたいか」という想像を深めていきましょう。
その暮らし方をするために、どんなお部屋を、どんな風に取り入れるか。私たちにもイメージを膨らませるお手伝いをさせていただけたら、とても嬉しいです!