あちこちに脱ぎっぱなしにされた、パジャマや靴下。片付ける側からすれば、時々ならまだしも毎日となると、ちょっとウンザリですよね。
今回は、間取りの工夫で「脱ぎっぱなし」のストレスを軽減しよう!というお話です。
そもそも、どうして「脱ぎっぱなし」が起きてしまうのでしょうか?脱ぎっぱなしが起きやすいのは、朝の支度の時間と、帰宅時、そしてお風呂に入る前。服を脱いだ時に「洗濯カゴ」が近くになくて面倒だから、その辺に放置してしまうのです。
それならば、洗濯カゴへのアクセスが面倒でない――何かの「ついで」にできる間取りにすれば、脱ぎっぱなしが軽減できるのではないでしょうか。例えば、「階段」と「洗面所」と「玄関」がひとつの動線上にある間取りはどうでしょう。
朝の支度の時間は、着替えたパジャマを持って階段を下りた先に洗面所があれば、朝ごはんに向かう「ついで」に服を洗濯カゴに出すことができます。
出発直前に着替える派の人でも、玄関に向かう動線上に洗面所があれば、出かける「ついで」にカゴに入れていけますよね。
帰りも同様に、玄関から階段までの動線上に洗面所があれば、2階の自室に行くついでに靴下やTシャツ、ついでにハンカチなどもカゴに放り込めます。
玄関にクロークがあるとさらに効果的です。ハンガーラックを設置しておけば、よく着る上着を玄関で脱ぎ着する習慣ができて、脱ぎっぱなしが激減!花粉の持ち込み防止にもなるので、花粉症のご家族にも嬉しいですね。
お風呂の前の脱ぎっぱなし対策には、洗面所収納やランドリールームなどを設けてみてはいかがでしょうか。
下着やパジャマを用意するために家の中をウロウロすると、どこかで脱ぎっぱなしが起きてしまいます。洗面所やランドリールームにタオル・下着・パジャマをしまっておけば、「お風呂に入る」ための行動がすべて洗面所周辺で完了するので、脱ぎっぱなしがなくなりますね!
おうちを建てれば、現在とは違う生活が始まります。新しい生活で起こりうるプチストレスをできるだけたくさん見つけ出して、間取りを含めた家づくりの工夫で解決していきたいですね。
お打合せでは現在の生活で不便なところや、理想の暮らしについて、何でもお聞かせください。私たちも一緒に悩んで、一人ひとりのお客様にとっていちばん良いおうちを目指します!