サンコーホーム 林です。
家づくりの落とし穴。
Aさん中小企業で働く営業マンです。
10年前に結婚して子供は男の子と女の子の二人兄弟。下の子が小学生に上がりアパートが手狭に感じてきました。
結婚当初から将来は家を建てようと思っていたAさん。不況のため、ここ数年給料が上がっていないため生活はギリギリです。
心情的には今すぐにでも家を建てたい。ですが、踏ん切りがつきません。しかし奥さんの 「そろそろ家を建てましょう」の一言で決心をしました。
どうせ建てるなら注文住宅にしよう、と言い出したのは夫婦どちらかは忘れてしまいましたが、二人ともそれ以外は考えられなくなっていました。
すでにホームページで調べて近くの工務店へ。
土地が無い事を話したら一緒に探してくれるとの事。土地の希望は少しでも安く。選んだ場所は今住んでいる処から遠く、Aさんの勤める会社からも1時間ほどの距離でしたが値段が手ごろでした。
どんな家を建てるかは工務店と打ち合わせをしながら決めました。家については素人なので、プロにお任せしたほうがいいと思い担当の方の意見を尊重して決めました。
結果、当初の予算から大幅にオーバーしてしまったのですが、幸いに貯金を全て頭金にして夫婦共働きすれば住宅ローンを返せそうです。Aさんは残業を今以上に増やせばいいとも思いました。
数ヵ月後家が完成。
Aさん一家は新しい生活を始めました。子供は広い子供部屋に大喜びです。数年後。Aさんが勤める会社のもっとも大きな取引先が倒産してしまいました。会社としてはすぐに新たな取引先を見つけることもできず、事業を縮小せざるおえません。当然残業も全てカット。給料も減ることになってしまいました。今後の展開によってはリストラも考えられます。タイミングが悪いことに奥さんもパートを辞めてしまいました。
家族としての収入が減りローンの返済が困難になってしまいました。
そのようにならないためには、
1・無理のない資金計画を立てる
2・費用をなるべく抑える
3・決めた予算をオーバーしない
4・生涯ライフプランを考慮した間取りにする
5・メリットだけでなくデメリットも理解する
続きは次回で。
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